富山から世界へ!オアシスに憧れ小学生からの音楽活動が実を結ぶ SAHAJiの兄弟が世界デビュー

こんにちは、NIMOです。富山市出身の兄弟で活動するロックバンド「SAHAJi(サハジ)」が、2024年1月に「Future In The Sky」で全英チャート8位に躍り出ました。国内ではほぼ無名ですが、6月にはロンドンツアーも控えています。彼らの音楽への情熱と挫折、そして世界デビューまでの道のりを追ってみましょう。

目次

小学生時代のSAHAJi兄弟、音楽への情熱が芽生える

兄弟の音楽への情熱は、小学生の頃から芽生えていました。

6歳と5歳でギターを始めた兄弟

西田蕉太郎(にしだ しょうたろう)さんと西田曜志朗(にしだ ようしろう)さんは、音楽好きの両親の影響で、それぞれ6歳と5歳でギターを始めました。幼い頃から音楽に触れ、楽器に親しむ環境で育ったことが、後の音楽活動の基礎となっています。

オアシスに衝撃を受け、路上ライブを開始

兄弟で活躍した英ロックバンド「オアシス」に衝撃を受けた蕉太郎さんと曜志朗さんは、小学生の頃から路上ライブを始めました。親からお小遣いをもらうことはなく、投げ銭で機材を買い揃えたそうです。音楽に対する真剣な姿勢と、自分たちの力で道を切り開こうとする意欲が、小学生の頃から表れていました。兄弟は、幼い頃から音楽に没頭し、オアシスに憧れながら、自分たちの音楽スタイルを追求していきました。

10代での奨励賞獲得と上京、そして富山への帰郷

10代になると、SAHAJiの兄弟は全国規模のコンテストで評価されるようになりました。

若手アーティスト向け全国大会で奨励賞を獲得

蕉太郎さんが16歳、曜志朗さんが14歳の時、若手アーティスト向けの全国大会で奨励賞を獲得しました。この受賞がきっかけとなり、レコード会社と育成契約を結ぶことになります。音楽業界からも、彼らの才能が認められ始めた時期でした。

レコード会社と育成契約も、世界を目指す兄弟には物足りず

育成契約を結んだ後、3年後には兄弟は上京しましたが、世界を目指す彼らにとって、日本語で歌うスタイルが合わないと感じ、すぐに富山へ戻ることを決意しました。自分たちの音楽性を追求するために、地元に戻り、独自の道を模索し始めたのです。奨励賞の獲得と育成契約は、SAHAJiの兄弟の才能が認められた証でしたが、彼らは自分たちの音楽スタイルを貫くために、富山に戻る決断をしました。

兄弟の絆を試練した1年間の沈黙

富山に戻ってから約10年、SAHAJiの兄弟は思うような成果を出せずにいました。そんな中、兄弟の絆を試練する出来事が起こります。

「くだらないこと」で大げんかになった兄弟

2020年のクリスマス、蕉太郎さんと曜志朗さんは「くだらないこと」で大げんかになりました。蕉太郎さんが大声で言いたいことを言い尽くした後、曜志朗さんが一言、「じゃあ結果出せよ」とつぶやいたそうです。この一言が、兄弟の関係を大きく変えることになります。

弟の一言がきっかけで、兄は単身上京

弟の一言が胸に響いた蕉太郎さんは、単身上京することを決意しました。兄弟は約1年間、連絡を取らない状態が続きました。この沈黙の期間は、互いを見つめ直し、音楽に対する思いを再確認する時間になったのかもしれません。大げんかと1年間の沈黙は、SAHAJiの兄弟にとって大きな試練でしたが、この経験が後の飛躍につながっていきます。

運命の出会いが導いた世界デビューへの道

沈黙の期間を経て、SAHAJiの兄弟に転機が訪れます。運命的な出会いが、世界デビューへの道を切り開いていきました。

SNSを通じて音楽関係者に積極的にアプローチ

蕉太郎さんは、SNSを通じて音楽関係者に積極的にアプローチを始めました。その甲斐あって、2022年秋、ロンドンのアーティストのライブに招待されます。急遽ライブに参加することになった蕉太郎さんは、弟の曜志朗さんも英国に呼び寄せました。

伝説のプロデューサー、ニック・ブラインとの奇跡のコラボレーション

ロンドンでの出会いは、さらなる幸運を呼び込みます。オアシスなどを手がけてきた伝説の音楽プロデューサー、ニック・ブラインに連絡を取ると、奇跡的に会う機会を得ることができました。その場で「Future In The Sky」を披露した兄弟に、ニック・ブラインは「すばらしい」と太鼓判を押し、CDデビューが決定したのです。SNSを駆使した積極的なアプローチと、ロンドンでの運命的な出会いが、SAHAJiの兄弟を世界デビューへと導きました。

全英チャート8位の快挙とSNSでの大反響

2024年1月、SAHAJiの兄弟は「Future In The Sky」で全英チャート8位を獲得する快挙を成し遂げました。

デビューから1週間でCDが売り切れる人気ぶり

デビューから約1週間後、SAHAJiのCDは売り切れ状態になりました。SNSでも大きな反響があり、彼らの音楽は瞬く間に多くの人々の心を掴んだのです。

世界を魅了するSAHAJiの音楽性と今後の野望

SAHAJiの音楽は、爽やかで力強い歌声とメロディアスなギターの調べが特徴的です。兄弟の絆から生まれる唯一無二のハーモニーは、世界中のリスナーを魅了しています。今後は、6月のロンドンツアーを皮切りに、世界各地でのライブ活動を予定しているとのこと。さらに、蕉太郎さんは「最終目標はグラミー賞。日本人初の世界的なロックンロールスターになる」と、大きな野望を抱いています。全英チャート8位という快挙は、SAHAJiの兄弟の才能と努力が世界で認められた証です。彼らの音楽は、国境を越えて多くの人々を魅了し続けています。

まとめ:富山から世界へ! SAHAJiの兄弟が世界デビュー

富山市出身のSAHAJiの兄弟は、小学生の頃からオアシスに憧れ、音楽活動を始めました。10代での奨励賞獲得と上京、そして富山への帰郷を経験し、兄弟の絆を試練した1年間の沈黙を乗り越えました。運命の出会いが導いた世界デビューは、全英チャート8位という快挙を生み、SNSでも大反響を呼んでいます。彼らの音楽は、世界中のリスナーを魅了し続けており、今後のさらなる活躍が期待されています。SAHAJiの兄弟の物語は、地方から世界を目指す若者たちに勇気と希望を与える、感動的なサクセスストーリーです。

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