こんにちは、NIMOです。2015年7月に惜しまれつつ解散した2人組音楽ユニット・キマグレンが、2024年6月4日、再結成を発表しました。結成から10年、解散から9年を経て、再び音楽シーンに戻ってくるキマグレン。その結成秘話や解散の真相、そして再始動への思いを探ります。
キマグレン再結成の理由とは?
キマグレン再結成の大きな転機となったのは、メンバーのクレイ勇輝(クレイゆうき)さんの母親の死去でした。
クレイ勇輝の母親がキマグレン再結成を望んでいた
クレイ勇輝さんの母親は、生前からキマグレンの再結成を望んでいました。2023年7月15日、クレイ勇輝さんが名古屋でソロライブを行った際、母親が駆けつけ、楽屋に手作りの焼き菓子と「ゆうき、誕生日おめでとう!」のメッセージを残していました。しかし、ライブ後に体調を崩し、帰らぬ人となってしまいました。母親の願いを叶えるべく、クレイ勇輝さんはISEKI(イセキ)さんに再結成を持ちかけました。
周囲の後押しもあり、ISEKIとクレイが再結成を決意
ISEKIさんとクレイ勇輝さんは、周囲の後押しもあり、再結成を決意しました。解散後もそれぞれソロ活動を続け、音楽への情熱は変わらずにいました。9年という歳月を経て、再びキマグレンとして歩んでいく決心をしたのです。ISEKIさんは「それぞれの旅で得た知識と経験という道具を携えて、自分たちのペースで僕ららしく楽しみたい」とコメントしています。
キマグレンの結成秘話 逗子の海岸から始まった音楽の旅
キマグレンの結成は、メンバーの地元である神奈川県逗子市の海岸から始まりました。
高校時代の同級生だったISEKIとクレイ、運命の出会い
ISEKIさんとクレイ勇輝さんは、高校時代の同級生でした。音楽が好きな二人は、放課後や休日に逗子の海岸で一緒に音楽を楽しんでいました。当時から周囲を魅了する歌声と楽曲センスを持っていた二人。やがて、本格的に音楽活動を始めようと決意します。
逗子の海の家を拠点に音楽活動をスタート
2005年、ISEKIさんとクレイ勇輝さんは逗子海岸に自分たちの音楽の拠点となる海の家ライブハウス(現在の「音霊 OTODAMA SEA STUDIO」)を立ち上げました。週末ごとに行われるライブは地元の若者に人気となり、キマグレンの名は徐々に広がっていきました。逗子の海と空、太陽をバックに奏でる音楽は、聴く者の心を掴んで離しません。キマグレンの音楽は、逗子の自然と共に育まれたのです。
キマグレン解散の真相 人気絶頂期になぜ解散を選んだのか
2015年7月、結成10周年を迎えたキマグレンは解散を発表しました。人気絶頂期になぜ解散を選んだのでしょうか。
メジャーデビュー後、急激な人気に戸惑いを感じていた
2008年2月のメジャーデビュー後、キマグレンの人気は急上昇しました。2ndシングル「LIFE」がヒットし、同年の『NHK紅白歌合戦』に初出場を果たします。しかし、急激な人気の高まりに戸惑いを感じていたようです。クレイ勇輝さんは当時を振り返り、「本当は言いたくないことも言わないといけなくなってたり、自分が間違ってるって分かっていても突っ張らないといけない瞬間が増えて、自分が誰なのか?よくわからなくなっていた」と語っています。
音楽性の違いや方向性の食い違いから解散を決断
結成当初からキマグレンの音楽を支えてきた二人ですが、次第に音楽性の違いや方向性の食い違いが生じるように。メジャーデビュー後の多忙なスケジュールをこなす中で、すれ違いが増えていったのです。話し合いを重ねた結果、二人は解散という決断を下しました。ISEKIさんは「それぞれの道を歩むことで、新たな可能性を探るため」と解散の理由を語っています。
再結成後のキマグレン 新たなスタートに向けた意気込み
再結成を発表したキマグレン。新たなスタートに向けた意気込みを語ります。
"自分たちのペースで音楽を楽しみたい"ISEKIとクレイの想い
再結成後のキマグレンは、「自分たちのペースで音楽を楽しみたい」という想いを抱いています。ISEKIさんは「9年という歳月が経ち、キマグレンをまたやりたいという想いが二人の中に生まれた。その気持ちに素直に従って、また二人で歩いていくことにした」とコメント。クレイ勇輝さんも「解散してからは音楽を楽しむことだけを考えて、仲間たちにも恵まれて、音楽を嫌いにならずに続けることができた」と語り、音楽に対する変わらぬ情熱を見せています。
9月1日の再結成ライブに向けて、新曲の制作も着々と進行中
キマグレンは9月1日に神奈川県鎌倉市の材木座海岸で再結成ライブを開催することを発表しました。「僕ら流の、夏が終わる日。そんな場所からまたはじめてみてもいいかな」とクレイ勇輝さん。再結成ライブに向けて、新曲の制作も着々と進んでいるようです。ファンの期待に応えるべく、キマグレンは新たな音楽を生み出していきます。
キマグレンから広がる音楽の輪 再結成が与える影響とは
キマグレンの再結成は、音楽シーンに大きな影響を与えそうです。
解散から9年、キマグレンを待ち望んでいたファンの喜びの声
解散から9年、キマグレンの再結成を待ち望んでいたファンからは喜びの声が上がっています。SNSには「キマグレンの再結成を心から嬉しく思います。あの夏の日々が蘇ってくる」「キマグレンの音楽に再び出会えることが楽しみです」といったコメントが寄せられています。キマグレンの音楽は、多くの人の心に残る思い出と共に、今も色褪せることなく輝き続けているのです。
再結成をきっかけに、新たな世代にもキマグレンの音楽が広がる
キマグレンの再結成をきっかけに、新たな世代にもその音楽が広がっていくことでしょう。当時のファンだけでなく、現在10代、20代の若者にもキマグレンの魅力が伝わっていくはずです。キマグレンの音楽は、時代を超えて多くの人々の心を揺さぶり続けます。再結成後のキマグレンが奏でる音楽が、どんな化学反応を生み出すのか。今から楽しみでなりません。
まとめ:逗子発の人気ユニット、キマグレンが再結成!
逗子の海辺から始まったキマグレンの音楽の旅。結成から10年、解散から9年を経て、再び始動します。クレイ勇輝さんの母親の死去をきっかけに再結成を決意したキマグレン。結成秘話や解散の真相、再始動への思いを語ってくれました。「自分たちのペースで音楽を楽しみたい」というISEKIさんとクレイ勇輝さんの想いを胸に、キマグレンは新たな一歩を踏み出します。9月1日の再結成ライブを皮切りに、キマグレンの音楽がどんな輝きを見せてくれるのか。今から期待が高まります。