こんにちは、NIMOです。2024年6月10日、俳優の吹石一恵(ふきいし かづえ)さんが9年ぶりにドラマ出演を果たしたTBS系日曜劇場「アンチヒーロー」。吹石さんが演じたのは、正義感の強い検事・桃瀬礼子[ももせ・れいこ]役でした。今回、吹石一恵さんがドラマ出演を決めた理由や、撮影現場での心境、視聴者としての思いなどを語りました。
吹石一恵、9年ぶりのドラマ出演を決めた理由とは?
吹石一恵さんが9年ぶりにドラマ出演を決意した背景には、いくつかの理由がありました。
オファーを受けるまでの葛藤
吹石一恵さんは、「アンチヒーロー」の出演オファーを受けた際、長期間のブランクによって、なかなか答えを出せずにいたそうです。俳優業を休業していた期間が長かったため、現場に戻ることへの不安や緊張があったのだとか。しかし、同世代のプロデューサー・飯田和孝(いいだ かずたか)さんが親身になって説明してくれたことで、不安が払拭され、出演を決断するに至ったそうです。
脚本の面白さが決め手に
吹石一恵さんが「アンチヒーロー」への出演を決めた最大の理由は、何といっても脚本の面白さだったそうです。吹石一恵さんは「昨年、企画書を読ませていただき、この作品に出演したい!と強く思いました。読むほどに惹き込まれるストーリー、ひと癖もふた癖もあるキャラクターたちが現場でどう動くのか?、この目で見たい!と思いました」と語っています。オリジナルストーリーの魅力に惹かれ、出演を即決したそうです。
「アンチヒーロー」での吹石一恵演じる桃瀬礼子の魅力
「アンチヒーロー」で吹石一恵さんが演じた桃瀬礼子は、物語のキーパーソンとなる重要な役どころでした。
正義感の強い検事・桃瀬礼子像
桃瀬礼子は、糸井一家殺人事件が冤罪ではないかと気付き、被告人・志水[しみず](緒形直人(おがた なおと)さん)の冤罪を晴らそうと、ひとりで調査を続ける正義感の強い検事です。吹石一恵さんは台本を読み、桃瀬礼子について「正義の人。自分の信じる正義を胸に、どんなことがあろうと真っすぐ突き進んでいく女性」という印象を抱いたそうです。その真っすぐな想い、ひたむきさを表現するために、吹石一恵さんは「人生を懸けて、真実を追求しようとするひたむきさ。その真っすぐな想い、ひたむきさが明墨にどんな影響を与えたのか」を意識して演じたと明かしています。
長谷川博己との息の合った共演
「アンチヒーロー」での吹石一恵さんの演技を支えたのが、主演の長谷川博己(はせがわ ひろき)さんの存在でした。吹石一恵さんは「(役作りとして)表情にニュアンスをつけるために、長めの前髪を作りました。そうした準備はありながらも、すでに、明墨[あきずみ]として生きていた長谷川博己さんと向き合った時、自然と桃瀬にしていただけたと思います」と、長谷川博己さんとの息の合った共演ぶりを感謝のコメントとともに振り返っています。二人の掛け合いによって、桃瀬礼子というキャラクターがより魅力的に描かれていったのです。
撮影現場での吹石一恵の感動と女優魂
9年ぶりの現場復帰となった吹石一恵さん。久しぶりのドラマ撮影に臨んだ心境を語っています。
9年ぶりのドラマ現場に立った心境
吹石一恵さんは、9年ぶりに立ったドラマの現場について、「緊張や不安、懐かしさ、安堵感、様々な感情が同居する中、一番に勝ったのは喜びだった」と振り返ります。「久しぶりの現場は、以前にも増して、作品に対する情熱と愛情にあふれ、ドラマ作りという空気の中に戻って来られたことに感動を覚えました」と、現場の空気に触れた感動を語ってくれました。一方で、撮影初日は「安心感、信頼感はありつつも、9年という時間の経過もあり、正直不安ばかりでした。『桃瀬を演じる』ことと『緊張していない私』を演じること、その両方を同時進行していて、いっぱいいっぱいでした」と正直な心境も吐露。現場復帰への喜びと不安が入り混じる中、精一杯演じる吹石一恵さんの姿が印象的です。
共演者やスタッフへの感謝の気持ち
現場復帰を支えてくれたスタッフや共演者への感謝の気持ちも忘れません。吹石一恵さんは「撮影が始まってからもデビューしたての頃のような気持ちで、毎シーン毎カット、緊張しながらスタジオやロケ現場に通っていました。無事に撮影終了の日を迎えられたことに、ホッとしています」と安堵の思いを吐露。その上で「温かく迎え入れてくださったスタッフさん、キャストの皆さまに心より感謝しております」と、支えてくれた現場の仲間への感謝を繰り返し述べていました。共演者やスタッフに支えられ、無事に撮影を終えられたことを心から喜んでいる様子が伝わってきます。
「アンチヒーロー」視聴者としての吹石一恵の思い
「アンチヒーロー」は、吹石一恵さんにとって出演作であると同時に、楽しみにしている一視聴者でもあるそうです。
毎週楽しみにしている視聴者目線
吹石一恵さんは自身のことを「毎週『アンチヒーロー』のオンエアを楽しみにしている視聴者のひとり」だと語ります。物語のキーパーソンである桃瀬礼子を演じた吹石一恵さんですが、ドラマの展開を楽しみにするひとりの視聴者でもあるのです。「撮影を終えた今も少しの不安を感じながら、毎週のオンエアを楽しんでいます」という言葉からは、自身の演技への不安を感じつつも、ドラマの行方を心待ちにしている吹石一恵さんの思いが伝わってきます。
最終回に向けての期待と見どころ
「アンチヒーロー」も終盤に差し掛かり、最終回へと物語が加速していきます。吹石一恵さんは「最終回に向けて、ますます目が離せなくなっていきます。次の日曜日も『アンチヒーロー』の世界に没入していただけると幸いです」と、視聴者に向けてメッセージを送っています。桃瀬礼子を演じた吹石一恵さんだからこそ感じられる、最終回への期待と見どころ。ドラマのラストに向けて、視聴者とともにドキドキしている吹石一恵さんの姿が印象的です。
吹石一恵、今後のドラマ出演への意欲
「アンチヒーロー」での演技が評価され、今後のドラマ出演への意欲を見せる吹石一恵さん。俳優としてのさらなる飛躍に期待が高まります。
俳優としてのさらなる飛躍を目指して
吹石一恵さんは「アンチヒーロー」出演を機に、俳優業への情熱を再び強く感じたそうです。「やっぱり現場っていいな」と感じられたことで、俳優としてのさらなる飛躍を目指す意欲が湧いてきたのだとか。9年ぶりの現場で得た手応えを胸に、吹石一恵さんは新たな女優人生の一歩を踏み出そうとしています。
新たな役どころへの挑戦に意欲
「アンチヒーロー」での正義感の強い検事役を好演した吹石一恵さん。今後は、これまでとは違ったタイプの役どころにも挑戦していきたいと意欲を見せています。「新しい自分に出会えるような、今まで演じたことのない役柄にチャレンジしてみたいです」と語る吹石一恵さん。俳優としての新たな可能性に挑む姿勢は、多くの視聴者を楽しませてくれるはずです。吹石一恵さんのさらなる俳優活動から目が離せません。
まとめ:吹石一恵、ドラマオファー受けた決め手は脚本の面白さ
「アンチヒーロー」で9年ぶりのドラマ出演を果たした吹石一恵さん。オファーを受けるまでには葛藤もありましたが、脚本の面白さに惹かれ出演を決意したそうです。正義感の強い検事・桃瀬礼子を好演し、長谷川博己さんとの息の合った共演で存在感を発揮しました。久しぶりの現場に不安を感じつつも、ドラマ作りの空気に触れ感動を覚えたという吹石一恵さん。共演者やスタッフへの感謝の気持ちを胸に、見事に役を演じ切りました。
視聴者目線でもドラマを楽しみにしているという吹石一恵さん。「最終回に向けて、ますます目が離せなくなっていきます」と、ラストへの期待を膨らませています。そして、「アンチヒーロー」での演技を機に、俳優としてのさらなる飛躍を目指す意欲を見せる吹石一恵さん。正義感の強い検事役を好演し、9年ぶりの現場で得た手応えを胸に、新たな役どころへの挑戦にも意欲的です。
9年ぶりのドラマ出演で魅せた吹石一恵さんの熱演。「アンチヒーロー」で描かれた桃瀬礼子の生き様は、多くの視聴者の心に強く響いたことでしょう。そして、この作品での経験は、俳優・吹石一恵にとって新たな一歩となったに違いありません。これからの吹石一恵さんの俳優人生に、大いに期待が高まります。