こんにちは、健康ライターのNIMOです。今回は、眼圧についてお話ししたいと思います。眼圧とは、目の中に満たされている液体(房水)が一定の圧力を保ちながら循環していることを表しています。眼圧が高くなると、視神経にダメージを与えて緑内障などの目の病気を引き起こす可能性があります。そこで、眼圧を下げるためにできるストレッチやツボ押しの方法をご紹介します。毎日数分でできる自宅ケアで、目の健康を守りましょう!
はじめに:眼圧とは何か?高い眼圧が引き起こす目の病気とそのリスク
眼圧とは、目の中に満たされている液体(房水)が一定の圧力を保ちながら循環していることを表しています。房水は常に毛様体から分泌されて、眼球内を循環していますが、何かの原因で房水の排出路(隅角の線維柱帯)が詰まったり、働きが悪くなると、眼球内に房水が溜まり、眼圧が上昇します。
眼圧の正常値は、個人差もありますが、一般的には10∼21mmHgと言われています。眼圧が高くなると、視神経にダメージを与えて緑内障などの目の病気を引き起こす可能性があります。視神経は一旦傷つくと、元には戻りません。視神経がどんどん傷んでいくと視野が徐々に狭くなっていき、最後には失明する恐れもあります。
日本では、40歳以上の20人に1人が緑内障であると言われています。緑内障は眼圧が高い人だけでなく、眼圧は正常でも視神経が弱い人も発症することがあります(正常眼圧緑内障)。その他にも、急激に眼圧が上昇する急性緑内障発作や、先天的な異常や外傷などで発生する先天性緑内障などもあります。
高い眼圧が引き起こす目の病気は、自覚症状が少なく進行する場合も多いため、早期発見・早期治療が重要です。定期的に眼科検診を受けて、眼圧や視野をチェックしましょう。
眼圧 を下げる ストレッチの効果
眼圧を下げるためには、目の周りや首・肩・腕などの筋肉をほぐすストレッチやツボ押しが効果的です。これらの方法は、目の血流を改善し、房水の循環を促進することで、眼圧を下げるだけでなく、緑内障や疲れ目などの目の病気を予防することにも役立ちます。
ストレッチやツボ押しは、毎日数分でできる自宅ケアです。パソコンやスマートフォンなどで目を酷使する現代人にとって、目の健康を守るためには欠かせません。次の章では、具体的なやり方をご紹介します。
眼圧 を下げる ストレッチのやり方
眼圧 を下げる ストレッチのやり方は、以下の通りです。
1. ウォーミングアップ
- 左右交互にリズミカルにウインク:10~20回
- 同様に少しスピードを速めて:10~20回
- 今度はふわっとゆっくり柔らかく:10~20回
- 最後は意識的にギュッと強めに:10~20回
- 仕上げに両目をギュッと閉じてパッと開く:3回
ここがポイント! ウインクをすると目の周りがほぐれ、適度な刺激で涙がゆきわたって目がスッキリとしてきます。できる範囲のリズムで、無理をせず行ないましょう。
2. 目のストレッチ 上下左右体操
- 右まゆを見つめる。視線を戻して、左まゆ:各3秒
- 同様に右ほほを見る。視線を戻して、左ほほ:各3秒
- 右耳を見つめる。視線を戻して、左耳:各3秒
- 髪の生え際、視線を戻して、あご:各3秒
- 最後は鼻を見つめる:3秒
ここがポイント! 目を動かす筋肉を大きく動かすことで疲れをとる体操です。顔は正面に向けたまま動かさず、顔のパーツを見るつもりで、キュッとにらみつけるように視線だけを送ります。慣れてきたらそれぞれ5秒ずつ。
3. 仕上げのストレッチ ぐるぐる体操
- ゆっくりと右回りに眼球を回す:2~3周
- 同様に左回りで眼球を回す:2~3周
- 最後は寄り目にして5秒キープ。戻してリラックス
ここがポイント! 目をなめらかに動かす体操です。無理をしないで体調のよいときに、目が回らない程度にゆっくりと行なってください。
眼圧 を下げる ストレッチの注意点
眼圧 を下げる ストレッチを行う際には、以下の点に注意しましょう。
- 強く押しすぎない:ツボの周囲には大事な神経や血管が走っている場合があります。強く押しすぎると逆効果になることもあります。痛気持ちいい程度に押して刺激します。
- 呼吸に合わせる:ツボを押すときは、呼吸に合わせてリズムよく行います。息を吸ってから吐きながら押すと、リラックス効果も高まります。
- 目を閉じる:目の周りのツボを刺激するときは、目を閉じて行います。目を開けたままだと、目の筋肉が緊張して効果が半減します。
- 体調に合わせる:風邪や熱があるときや、妊娠中や生理中などは、ツボの刺激によって体調が悪化することがあります。そのようなときは控えるか、医師に相談してください。
まとめ:眼圧 を下げる ストレッチで目の健康を守ろう!
この記事では、眼圧 を下げる ストレッチの効果ややり方、注意点などをご紹介しました。眼圧が高くなると、緑内障などの目の病気を引き起こす可能性があります。緑内障は自覚症状が少なく進行する場合も多いため、早期発見・早期治療が重要です。定期的に眼科検診を受けて、眼圧や視野をチェックしましょう。
また、毎日数分でできる自宅ケアとして、眼圧 を下げる ストレッチやツボ押しもおすすめです。これらの方法は、目の血流を改善し、房水の循環を促進することで、眼圧を下げるだけでなく、緑内障や疲れ目などの目の病気を予防することにも役立ちます。
目は私たちの大切な感覚器官です。パソコンやスマートフォンなどで目を酷使する現代人にとって、目の健康を守るためには欠かせません。ぜひこの記事を参考にして、眼圧 を下げる ストレッチで目の健康を守りましょう!