「エルピス」で一躍有名に!岡部たかしが「情熱大陸」で語った"おもろい"俳優人生

こんにちは、NIMOです。2022年のドラマ「エルピス」で注目を集め、2024年現在放送中の朝ドラ「虎に翼」でも存在感を発揮している俳優・岡部たかし(おかべ たかし)さん。2024年4月28日放送の「情熱大陸」に登場し、自身の俳優人生について赤裸々に語りました。

目次

遅咲きの俳優・岡部たかしの壮絶な経歴

岡部たかしさんは、和歌山県出身の1972年生まれ。高校卒業後、すぐに俳優の道を目指したわけではありませんでした。

建設現場監督からフリーターへ

高校卒業後、岡部たかしさんは建設会社に就職し、現場監督として働き始めます。しかし、職場に馴染めず、わずか1年で退社。その後はフリーターとして、トラックの運転手やカフェでのアルバイトなど、様々な仕事を転々としました。当時を振り返り、岡部たかしさんは「絵に描いたようなフリーター生活を送っていた」と語っています。

24歳で上京し、劇団東京乾電池に所属

転機が訪れたのは、岡部たかしさんが24歳の時。大阪で柄本明(えもと あきら)さんの舞台を観劇し、その演技に感銘を受けたことがきっかけで、俳優を志すようになります。上京後、柄本明さんが座長を務める劇団東京乾電池の研究生オーディションを受け、見事合格。役者の道を歩み始めました。

転機となったドラマ「エルピス」での演技

長年脇役として活躍してきた岡部たかしさんにとって、2022年のドラマ「エルピス」への出演は大きな転機となりました。セクハラ上司役・村井喬一を好演し、視聴者を驚かせる愛すべき人物像を演じました。

セクハラ上司役・村井喬一を好演

「エルピス」で岡部たかしさんが演じたのは、セクハラ上司・村井喬一役。第1話で主人公の女性アナウンサー・小川真理亜(長澤まさみさん:ながさわ まさみ)に「ババア」「更年期」などの暴言を吐く最低な男でしたが、物語が進むにつれ、仕事に対する情熱と人間味を垣間見せる複雑なキャラクターでした。

視聴者を驚かせる、愛すべき人物像

岡部たかしさんの演技は視聴者を驚かせ、「村井さんに惚れた!」「脇役から主役に躍り出た回」とSNSでも大きな反響を呼びました。放送直後にはTwitterのトレンド入りを果たすなど、岡部たかしさんの存在感は大きく注目されることとなったのです。

「情熱大陸」で語った"おもろい"俳優論

2024年4月28日放送の「情熱大陸」で、岡部たかしさんは自身の俳優論について語りました。人間の複雑さと滑稽さを追求し、どの役でも"おもろい"と思われたいという信念を明かしました。

人間の複雑さと滑稽さを追求

岡部たかしさんは「人間は誰しも複雑だけど、どこか滑稽」という考えを持っているそうです。喜びや楽しみだけでなく、悲しみや怒りの中にも人間の面白さがあると語り、その複雑さと滑稽さを追求することが、自身の演技の軸になっていると明かしました。

どの役でも"おもろい"と思われたい

「やっぱり面白くしたい。どの役を演じても、おもろいと思われたい」という言葉からは、岡部たかしさんの俳優としての強い意志が感じられます。役柄に関わらず、視聴者に”おもろい”と思ってもらえる存在でありたいという信念は、岡部たかしさんの原動力となっているようです。

ヨガと演技論 柔軟な身体と精神

岡部たかしさんの俳優としての特徴の一つに、柔軟な身体と精神が挙げられます。その秘訣は、7年前から続けているヨガにあるようです。ヨガで培った柔軟性が、善良な市民から狂気の役まで、しなやかに演じ分ける強みになっています。

7年続けるヨガで培った柔軟性

岡部たかしさんは7年前からヨガを続けており、それによって培われた柔軟性が、演技にも活かされていると語ります。ヨガを通じて鍛えられた体幹は、役柄に合わせて自在に身体を操る上で欠かせないものになっているようです。

善良な市民から狂気の役まで、しなやかに演じる

ヨガで培った柔軟な身体と精神は、岡部たかしさんの演技の幅の広さにも繋がっています。善良な市民から狂気を秘めた役まで、どんな役柄でもしなやかに演じ分けることができるのは、岡部たかしさんの大きな強みだと言えるでしょう。

朝ドラ「虎に翼」での存在感と今後の活躍

2024年前期の朝ドラ「虎に翼」でも、岡部たかしさんは存在感を発揮しています。ヒロイン・猪爪寅子(伊藤沙莉さん:いとう さいり)の父親・直言役を演じ、視聴者を魅了しています。50歳を過ぎてからの大ブレイクを果たした遅咲きの名脇役として、今後も様々な作品で活躍が期待されます。

ヒロインの父親役で視聴者を魅了

「虎に翼」で岡部さんが演じているのは、ヒロイン・猪爪寅子(伊藤沙莉さん)の父親・直言役。妻に頭が上がらないどこか頼りない父親ですが、その演技は視聴者を魅了しています。第21話での逮捕シーンでは、いつもの明るさが一変し、すっかり憔悴しきった姿に「息を飲んだ」という声も。

遅咲きの名脇役が放つ、今後の活躍に期待

50歳を過ぎてからの大ブレイクを果たした岡部たかしさん。遅咲きの名脇役として、今後もドラマや映画、舞台など様々な作品で活躍することが期待されています。岡部たかしさん自身も「おもろい」演技を追求し続ける意欲を見せており、私たちを魅了し続けてくれるでしょう。

まとめ:岡部たかしが「情熱大陸」で語った"おもろい"俳優人生

2022年のドラマ「エルピス ー希望、あるいは災いー」でのセクハラ上司・村井喬一役が大きな転機となり、一躍脚光を浴びることとなった俳優の岡部たかしさん。2024年4月28日放送の「情熱大陸」に登場し、51年の人生を振り返りました。

和歌山県出身の岡部たかしさんは、高校卒業後に建設会社で現場監督として働くも、わずか1年で退社。その後はフリーターとして様々な仕事を転々としながら、24歳の時に大阪で観た劇団東京乾電池の舞台に感銘を受け、上京して俳優の道を志します。

下積み時代は役者とアルバイトを掛け持ちする日々。転機が訪れたのは2022年、「エルピス」での村井喬一役で、愛すべき人物像を好演し視聴者を驚かせたことでした。以降、朝ドラ「ブギウギ」「虎に翼」への出演が続くなど、引く手あまたの人気俳優となります。

「情熱大陸」では、自身が立ち上げた演劇ユニット「切実」の稽古場に密着。岡部たかしさんは「人間は複雑で滑稽。どの役を演じても、おもろいと思われたい」と俳優としての信念を語りました。ドラマ、映画、舞台と幅広く活躍する岡部たかしさんにとって、人間の面白さは喜びや楽しみだけでなく、悲しみや怒りの中にもあるのだそうです。

数々の苦労を乗り越えて掴んだ今の地位。しかし、岡部たかしさん自身は「売れた実感はあんまりない」とあっさり。大切にしているのは「自分がおもろいかどうか」だと語ります。遅咲きの名バイプレイヤーが放つ、今後の活躍から目が離せません。

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