こんにちは、NIMOです。ブラックマヨネーズの小杉竜一(こすぎ りゅういち)さんは、明るく朗らかな印象の芸人ですが、実は子ども時代にいじめを経験されていました。そんな小杉竜一さんが、つらい過去をどう乗り越え、現在3児の父として子育てに向き合っているのでしょうか。
ブラマヨ小杉の壮絶ないじめ体験と芸人への道のり
小杉竜一さんは小学校時代、転校を機にいじめに遭います。内気な性格を変えたいと、空手を始めたことが転機に。
"陰キャ"から"陽キャ"へ 転校と空手で自分を変えた
小学3年生の時、両親の離婚をきっかけに転校した小杉竜一さん。知り合いのいない新しい環境で、ランドセルが原因でからかわれるようになります。無口で内気だった小杉竜一さんは、言い返すことができず、次第に仲間はずれに。そんな中、性格を変えたいと思い立ち、空手を始めます。極真会館京都支部の川畑幸一(かわばた こういち)師範が恩人でした。家庭環境を知っていてくれたのか、「お母さんも弟もいるから、頑張りなさい」と諭され、ときには「喧嘩売られたら買え!そのかわり絶対負けて帰ってくるな」と叱咤もされました。僕が一生懸命頑張っていたら、型がきれいで強い、素質があると見込まれて、「この道場で頑張っていたら世界チャンピオンになれる」と激励されたこともあり、練習に打ち込むうちに、小杉さんは少年部で1、2番を争うほどの腕前に。空手で得た自信が、人前で話せるようになるきっかけとなりました。
いじめ時代の救いはラジオ お笑いへの憧れが芽生える
辛いいじめの日々の中で、小杉竜一さんの心の支えになったのがラジオでした。当時人気だった『オールナイトニッポン』などで、芸人さんたちの話を聞くことが何よりの楽しみに。学校でも、ラジオで覚えた冗談を言うと友だちが増え、いじめが減っていきました。中学時代、とんねるずやダウンタウンらお笑い芸人が次々とブレイクする中、小杉竜一さんの中でお笑いへの憧れが芽生えていったのです。
小杉流"答えは言わない"子育て論
現在、中1、小3、3歳の3児の父である小杉竜一さん。自身の経験を踏まえ、子育てに臨んでいます。
自身の経験を子どもに伝える いじめを乗り越えた話を普通に
小杉竜一さんは、いじめられた過去や、お笑い芸人を目指したきっかけなど、自身の経験を子どもたちに話すようにしているそうです。難しい部分もあるかもしれませんが、無理に子ども向けにアレンジせず、あったことを普通に話すのだとか。「ただ、僕のやってきたことだけが正解じゃないし、それは子どもたちに当てはまらないかもしれない。少しでも何か感じてくれたり、自分のピンチや過渡期に生かしてくれないかなと思って、自分の考えとか生きてきたことを話すようにしています。」子どもたちが何か感じてくれたり、将来の糧にしてくれたらという思いで接しているようです。
子どもの成長を見守る 乗り越えるのは結局子ども自身
小杉竜一さんは、子どもに"答え"を言わないよう心がけています。例えば、ピアノコンクールを控えた長男に「練習しいや」とは言わず、自身の経験を交えて話をするそうです。M-1出場の話を出して「本番は緊張するよなあ」とか「練習で泣いたら本番で笑える、とコンビで話してよく練習してた」と。子育ての悩みは尽きませんが、結局のところ乗り越えるのは子ども自身だと小杉竜一さんは考えます。親ができることは、子どもの成長をそっと見守ることなのかもしれません。
妻と協力して築く家族との時間
多忙な小杉竜一さんですが、家族との時間を大切にしているそうです。
仕事で忙しくても朝食作りや入浴は父親の役目
小杉竜一さんは、朝食作りと子どもたちのお風呂は自分の役目だと考えています。妻に家事や育児の負担が偏らないよう、できることは率先して行うのだとか。特に息子たちに対しては、父親が育児に参加する姿を見せることが大切だと話します。
妻の育児への理解と助言に感謝
育児の悩みは尽きないものですが、小杉竜一さんは妻の理解と助言に感謝しているそうです。子どもを叱るのは、普段一緒にいることが多い妻の役目。そんな時、小杉竜一さんが一緒に叱ろうとすると、「あなたまで怒ると子どもの逃げ場がなくなるからフォローして」と言われるのだとか。我が子を思う妻の言葉に、小杉竜一さんは頭が下がる思いだそうです。
子どもとの向き合い方 小杉流"しゃべりやすい家庭"作り
小杉竜一さんは、自身の子ども時代の経験を踏まえ、家族との時間を大切にしています。
父親不在の寂しさを知るからこそ、楽しい時間を
小杉竜一さんの父親は、あまり話しやすい雰囲気ではなかったそう。だからこそ、自分は子どもたちとしゃべりやすい家庭を作りたいと考えています。仕事で一緒にいる時間は限られていますが、だからこそ楽しく過ごしたいと、小杉竜一さんは話します。
兄弟げんかも成長の証 子どもの成長を感じる瞬間
3人の子どもを持つ小杉竜一さんですが、子育ての悩みはつきないそうです。それでも、兄弟げんかをしてもすぐ仲直りする姿や、お互いを思いやる姿を見ると、成長を感じずにはいられないのだとか。子どもたちの成長の瞬間に立ち会えることが、何よりの喜びだと話します。
いじめを乗り越えた先に見えた、家族の大切さ
いじめを乗り越え、芸人としての道を歩んできた小杉竜一さん。その原動力となったのは、家族の存在でした。
つらい経験も、前向きに捉え直す力に
小杉竜一さんは、つらいいじめ経験も、いまでは前向きに捉え直せるようになったと言います。それは、家族というかけがえのない存在に支えられてきたからこそ。小杉竜一さんにとって、家族はどんな時も自分を受け止め、励ましてくれる、かけがえのない存在なのです。
子どもの幸せを何より願う、父親としての思い
3児の父となった今、小杉竜一さんは子どもたちの幸せを何より願っています。自身の経験を踏まえ、子どもたちとの時間を大切にし、しゃべりやすい家庭を作ること。時には厳しく、時には優しく、子どもたちの成長を見守ること。そんな小杉竜一さんの姿勢は、いじめを乗り越えてきた人だからこそ持つことができる、父親としての強い思いなのかもしれません。
まとめ:「答えは言わない」ブラマヨ小杉流、子どもとの向き合い方と育児論
ブラックマヨネーズの小杉竜一さんは、いじめ経験を乗り越え、芸人としての道を歩んできました。その過程で、家族のありがたみを痛感してきたのだそう。現在3児の父である小杉竜一さんは、自身の経験を踏まえ、"答えは言わない"子育てを心がけています。時には厳しく、時には優しく、子どもたちの成長をそっと見守る。そんな小杉竜一さんの姿勢は、いじめを乗り越えてきた人だからこそ持つことができる、父親としての強い思いの表れなのかもしれません。小杉竜一さんの子育て論は、同じ悩みを抱える多くの親たちにとって、大きな励みになることでしょう。