ジョジョミュージカル開幕2日前に公演中止を発表!補償内容で更なる騒動に

こんにちは、NIMOです。人気マンガ「ジョジョの奇妙な冒険」のミュージカル化作品として注目を集めていた「ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド」の公演が、開幕2日前になって突如中止を発表する事態が発生しました。本来であれば2月6日が初日公演となる予定でしたが、準備の遅れから公演中止を判断したとのことです。しかしその対応が不十分だったため、さらなる批判を招く結果となってしまいました。

目次

公演中止発表2日前で騒ぎに

公演中止発表が初日公演の2日前と、全く余裕がないタイミングだったことが大きな問題となりました。

初日直前だった公演中止発表

2月4日に公式サイトで公演中止を発表しましたが、はじめの4公演に関して2月6日から8日にかけて中止となりました。発表が公演初日の2日前という直前だったため、鑑賞を楽しみにしていたファンからは驚きと失望の声が上がりました。そして、2月10日、11日の3公演も中止とし公演休止期間を11日まで延長、初日公演を12日とすることを報告しました。

同作では荒木飛呂彦氏の人気漫画がミュージカル化される話題の舞台。主人公ジョナサン・ジョースター役を松下優也さんと有澤樟太郎さん、宿敵ディオ・ブランドー役を宮野真守さんが演じます。

SNS上で大炎上し批判殺到

SNS上では公演中止発表に対する批判コメントが殺到。公演中止の理由説明が不十分だったことも火に油を注ぐ形となり、「準備不足ではないか」と主催者側の責任を問う意見が続出しました。

準備不足で稽古が遅れる

公演中止の詳細な理由として、準備の遅れによるスタッフとキャストの安全面での不安が主催者から明らかにされました。

複雑な演出で想定以上に手間取る

本公演では、原作を忠実に再現するべく複雑な演出が取り入れられていたとのこと。例えば、空中浮遊を演出するワイヤーアクションや、登場人物のスタンド(立体映像)を表現するCG技術など、高度な演出が要求されていました。こうした演出への対応が難航し、準備に想定以上の時間を要してしまいました。その結果、稽古のスケジュールに遅れが生じてしまったと主催者側は釈明しています。

スタッフの安全面でも不安視

複雑な演出の準備が整わないまま初日を迎えることには、スタッフとキャストの安全の確保という点でも不安が大きいと判断されました。例えばワイヤーアクションでは十分な練習ができていない状態だと事故のリスクが高くなります。準備不足からくる安全面の懸念も、公演中止の理由の1つとされています。テクニカルな側面での問題が大きかった形です。

異例の交通費宿泊費補償

公演中止に対する補償策として、主催者が異例の対応を発表しました。通常であればチケット代金の払い戻しが限度ですが、交通費や宿泊費まで補償するとしたのです。

チケット代金に加えて全額補償

主催者はチケット代金のほか、交通費や宿泊費のキャンセル料なども全額補償すると発表しました。例えば遠方から鑑賞のために訪れた観客がキャンセルできず負担した場合も、その実費を補填する異例の対応です。更には宿泊予約を変更できなかった際の宿泊費1泊分についても補償対象としたのです。これは極めて異例なことであり、主催者の落胆ぶりが伺えます。

主催者責任で全てを負担

主催者は自らの準備不足に対する管理責任を明確に認めており、その意味でも通常の範囲を超える全額補償を実施することを決めました。自身のミスから生じた観客の損害について、全責任を持って対処するという強い姿勢が示された形です。ただし、振替公演の実施については見送られました。

振替公演の実施見送り

公演中止に対する振替公演の実施についても主催者が言及していますが、様々な事情から見送られることとなりました。

日程調整がつかず見合わせ

主催者側では振替公演の実現に向けて鋭意調整を試みたそうですが、結果として開催が難しいと判断されました。会場やスタッフキャストのスケジュール調整がつかなかったためと考えられ、やむを得ず見送りとなりました。

ファンには申し訳ない判断

本公演を楽しみにしていたファンにとっては振替公演の中止もさらなる失望材料となるでしょう。主催者としてもファンの期待を裏切る形となり、誠に申し訳ない決断であるとしています。あらためてファンに謝罪の言葉を送るとともに、今後このような事態が起きないよう努めると約束しています。

二度とこのような事態を起こさない

主催者は今回の一連の騒動について反省の弁を述べるとともに、今後このような事態が起きないよう体制の見直しを表明しました。

製作体制の甘さを反省

自らの製作体制の甘さが今回の公演中止を招いたと主催者は認めています。準備の遅れやスタッフの安全面での不備など、製作上の問題が顕在化した形です。主催者としての予見可能性が欠けていた反省点が多数あるとしています。

ファンに心よりお詫び

多大なるご迷惑をおかけしたファンに対し、主催者は心からのお詫びの意を表明しました。特に公演直前の中止発表がさらなる失望を招いたことについては重ねて陳謝しています。今後このような事態が起きないよう体制とノウハウの確立に努めると約束していることから、反省の色が強く出ています。

こうした事後の対応から、主催者に今回の失態を重く受け止める姿勢がうかがえます。今後の改善に期待がかかりますが、ファンの信頼回復は容易ではないでしょう。

まとめ:ジョジョミュージカル開幕2日前に公演中止を発表!

ミュージカル「ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド」、人気マンガを原作とする本公演への期待が高まるなか、開幕直前の公演中止発表はファンを激怒させる結果となりました。準備不足という主催者側のミスから生じた事態であり、その責任は免れ得ません。

一方で、交通費や宿泊費まで補償するという主催者の対応は評価できる部分でもあります。自らの失態に対する管理責任を認め、できる限りの補填と将来への反省を示したことは重要だと思います。

ただし、ファンの信頼を取り戻すにはひとりよがりの対応では不十分でしょう。今回の教訓を生かし、体制とノウハウの強化など製作現場の改善につなげることが不可欠です。今後は開演の見通しについて、もっと余裕を持ったスケジュール設定が必要だと思います。首を縦に振れないぎりぎりの状況で臨むのは危険です。また、振替公演を実現できなかったことも残念です。

文化芸術のイベント運営には社会的影響力があります。主催者としての責任をもっと強く自覚する必要があるのではないでしょうか。反省したと言うなら製作体制の抜本的な改善を期待したいと思います。

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