「銀沙飛燕」結成!将棋棋士谷合廣紀&山本博志がお笑いの世界に殴り込み

こんにちは、NIMOです。将棋界に新たな風が吹いています。プロ棋士の谷合廣紀(たにあい ひろき)四段と山本博志(やまもと ひろし)五段が、お笑いコンビ「銀沙飛燕」(ぎんさひえん)を結成し、お笑いの世界に殴り込みをかけることになったのです。一見異色の組み合わせに思えるこの2人ですが、実は将棋とお笑いに対する熱い想いを共有しているのです。

目次

将棋界の異色コンビ「銀沙飛燕」誕生の経緯

谷合廣紀四段と山本博志五段の出会いは、将棋会館の廊下でのことでした。2人は将棋への情熱だけでなく、お笑いへの関心も高く、コンビ結成への道を歩み始めます。

谷合廣紀四段と山本博志五段の出会い

谷合廣紀さんと山本博志さんが初めて出会ったのは、将棋会館の廊下でのことでした。当時、谷合廣紀さんは奨励会三段、山本博志さんは奨励会二段で、お互いの存在は知っていたものの、直接の交流はありませんでした。しかし、その日の偶然の出会いがきっかけとなり、2人は次第に親交を深めていくことになります。将棋の対局だけでなく、プライベートでも一緒に食事に行ったり、お笑いの話で盛り上がったりと、友情を育んでいったのです。

お笑いへの共通の想いが結実

谷合廣紀さんと山本博志さんは、将棋の対局以外にもう一つ共通の趣味を持っていました。それがお笑いです。谷合廣紀さんは高校生の頃からお笑い番組を欠かさず見ており、特にコントグループ「ラーメンズ」の大ファンだったそうです。一方、山本博志さんはプロ入り後の苦しい時期にお笑い番組に癒やされ、お笑い芸人の発想力と創造性に魅了されていました。2人はお互いのお笑いへの想いを語り合ううちに、「いつかお笑いの舞台に立ってみたい」という夢を共有するようになったのです。そして、2023年1月、その夢を実現すべく、お笑いコンビ「銀沙飛燕」を結成することを決意したのでした。

「銀沙飛燕」コンビ名の由来と命名者

「銀沙飛燕」というコンビ名は、将棋会館にある対局室の名前に由来しています。そして、この名前を提案したのは、あの有名な女流棋士だったのです。

将棋会館の対局室「銀沙」と「飛燕」が由来

「銀沙飛燕」というコンビ名は、将棋会館にある対局室の名前に由来しています。「銀沙」と「飛燕」は、奨励会の有段者がよく使う対局室の名前で、谷合廣紀さんと山本博志さんにとっても思い出深い場所なのだそうです。コンビ名を決める際、2人は将棋にちなんだ名前がいいと考えていました。そんな時、ふと「銀沙」と「飛燕」を組み合わせた「銀沙飛燕」という名前が浮かんだのです。将棋の対局室の名前を冠することで、将棋界からお笑い界に飛び込む2人の決意と覚悟が表れているようにも感じられます。

西山朋佳女流三冠が命名

実は、「銀沙飛燕」というコンビ名を最終的に決定したのは、谷合廣紀さんと山本博志さんではありません。命名したのは、現在女流三冠(白玲、女王、女流王将)を保持する西山朋佳(にしやま ともか)さんです。谷合廣紀さんと山本博志さんは西山朋佳さんと親交が深く、コンビ名を考えている際に相談を持ちかけたそうです。西山朋佳さんは2人の話を聞き、「銀沙飛燕」という名前を提案してくれました。将棋界を代表する女流棋士からの命名に、2人は大きな励みを感じたと言います。西山朋佳さんの応援も得て、「銀沙飛燕」は将棋界とお笑い界の架け橋となる存在を目指していくのです。

谷合廣紀四段と山本博志五段のプロフィール

「銀沙飛燕」を結成した谷合廣紀四段と山本博志五段。彼らはどのような棋士なのでしょうか。ここでは、2人のプロフィールを詳しく紹介します。

東大出身の寡黙な谷合四段

谷合廣紀さんは、1994年1月6日生まれの東京都出身。東京大学大学院情報理工学系研究科修士課程を修了した、将棋界きっての高学歴棋士です。2011年10月に奨励会三段となり、2012年4月には東大理科一類に現役合格を果たしました。2020年4月にプロ入りを果たし、片上大輔七段以来、史上2人目の東大出身プロ棋士となりました。現在は東大大学院情報理工学系研究科電子情報学専攻博士課程に在籍しながら、棋士活動を続けています。普段は寡黙で物静かな印象の谷合廣紀さんですが、お笑いに対する情熱は人一倍強く、ツッコミ担当として「銀沙飛燕」を支えています。

下町育ちの明るい山本五段

山本博志さんは、1996年8月13日生まれの東京都江東区出身。下町育ちの山本さんは、明るく社交的な性格で知られています。2015年に奨励会三段となり、2018年10月にプロ入りを果たしました。2023年4月には五段に昇段し、将棋界の若手有望株として注目を集めています。山本博志さんは、攻めの将棋を得意とし、特に三間飛車戦法を好んで指します。2024年1月からは、週刊少年マガジンで連載中の将棋漫画「盤上のオリオン」の将棋監修も務めるなど、将棋の普及活動にも力を入れています。「銀沙飛燕」ではボケ担当を務め、持ち前の明るさと発想力で笑いを生み出しています。

将棋界からお笑い界への挑戦

谷合廣紀四段と山本博志五段が「銀沙飛燕」としてお笑いの世界に飛び込むことを決意した背景には、将棋界の現状に対する思いもあったようです。

お笑いへの憧れと将棋界の現状

谷合廣紀さんと山本博志さんがお笑いの世界に挑戦しようと決意した背景には、将棋界の現状に対する危機感もありました。近年、将棋界ではAI(人工知能)の発展により、定跡や戦法が大きく変化しています。以前は棋士の創造性や発想力が重視されていましたが、今ではAIの示す最善手に従うことが主流となりつつあります。谷合廣紀さんと山本博志さんは、そうした将棋界の変化に疑問を感じ、人間の創造性や発想力を存分に発揮できる場を求めていたのです。そんな中で出会ったのが、お笑いの世界でした。お笑い芸人は、AIとは真逆の存在であり、人間の発想力と創造性だけで勝負する職業です。将棋界の現状に危機感を抱く2人にとって、お笑いの世界は魅力的に映ったのです。

人間の発想力を信じるお笑いへの期待

谷合廣紀さんと山本博志さんは、お笑いの世界に飛び込むことで、人間の発想力と創造性の可能性を追求したいと考えています。将棋という頭脳戦の世界で培ってきた発想力を、お笑いという全く異なる分野で発揮することで、新たな笑いを生み出せるのではないかと期待を寄せています。また、お笑いを通じて、将棋の面白さや奥深さを多くの人に伝えていきたいという想いもあります。将棋とお笑いは一見かけ離れた世界に見えますが、どちらも人間の知恵と創造性が求められる分野です。「銀沙飛燕」の挑戦は、将棋界とお笑い界の垣根を越えて、人間の可能性に光を当てる試みなのかもしれません。

「銀沙飛燕」の今後の展望

「銀沙飛燕」として新たな一歩を踏み出した谷合廣紀四段と山本博志五段。彼らは将棋とお笑いの両立という難しい道のりをどのように歩んでいくのでしょうか。

将棋とお笑いの両立への決意

「銀沙飛燕」として活動していく上で、谷合廣紀さんと山本博志さんが最も大切にしているのは、将棋とお笑いの両立です。2人は、プロ棋士としての本業をおろそかにすることなく、お笑いの活動に取り組んでいきたいと考えています。将棋の対局では常に全力を尽くし、棋力の向上に努めることを誓っています。一方で、お笑いの舞台に立つ際には、プロ棋士としてのプライドを持ち、質の高いネタを披露することを目指しています。将棋とお笑い、両方の世界で頂点を目指す。それが「銀沙飛燕」の決意であり、挑戦なのです。

M-1グランプリ出場を目指して

「銀沙飛燕」の当面の目標は、お笑い界の登竜門とも言えるM-1グランプリへの出場です。M-1グランプリは、毎年12月に開催される、日本で最も権威のあるお笑いコンテストです。谷合廣紀さんと山本博志さんは、M-1グランプリの舞台に立つことを目標に、日々ネタの作成と練習に励んでいます。将棋界からお笑い界に飛び込んだ異色のコンビが、M-1グランプリで上位進出を果たす日が来るかもしれません。「銀沙飛燕」の挑戦は、まだ始まったばかりです。彼らの活躍に期待が高まります。

まとめ:「銀沙飛燕」結成!将棋棋士谷合廣紀&山本博志がお笑いの世界に殴り込み

将棋界からお笑い界に殴り込みをかける、異色のコンビ「銀沙飛燕」。東大出身の谷合廣紀四段と、下町育ちの山本博志五段という、一見対照的な2人が結成したこのコンビは、将棋とお笑いへの熱い想いを胸に、新たな挑戦に踏み出しました。

コンビ名の由来となった将棋会館の対局室「銀沙」と「飛燕」、そして命名者である西山朋佳女流三冠の存在が、彼らの挑戦を後押ししています。AIの発展により変化する将棋界の現状に危機感を抱き、人間の発想力と創造性を追求する場としてお笑いの世界を選んだ2人。

将棋とお笑いの両立という困難な道のりに挑みながら、M-1グランプリ出場という大きな目標に向かって突き進んでいきます。「銀沙飛燕」の挑戦は、将棋界とお笑い界の垣根を越えて、人間の可能性に光を当てる試みなのかもしれません。

谷合廣紀四段と山本博志五段、二人の棋士が生み出す新しい笑いに、そして彼らの将棋界での更なる活躍に大いに期待が持てそうです。「銀沙飛燕」の今後の動向から目が離せません。

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